思い立ったが吉日

下書きが溜まる一方

ロックバンドオタクが関ジャニ∞に沼落ちした話。

こんにちは。kimiです。のったりもったりブログを書いていたら年が明け、村上くんの誕生日が過ぎ、2月も半ばになってしまいました。

 

ボーっと生きてんじゃねーよ!

(セルフチコちゃん)

 

こんなだらしない人間が村上信五さんの女を名乗って良いのかいや良いはずがない。ということでいい加減腹を括って沼落ちブログをしたためようと思います。とあるロックバンドオタクが関ジャニ∞村上信五さんに沼落ちした話です。ただし長すぎて収まりきらないので村上くんの沼落ち話(ヌマバナ)は後日別記事にて上げる予定。頑張れ私逃げるな私。始まるんじゃない始めるんだぜ。それでは長くなると思いますが今しばらくお付き合いくださいませ。

 

 

 

 

 

 

突然ですが、私はロックバンド及びロックミュージックが大好きです。愛しているといっても過言ではない。好きになったきっかけは大学時代ワンオクのMV*1を友人から勧められたこと。

 

 

 

秋の午後。授業終わりの視聴覚室。並べられたPCよりも少なくなった学生たちが島を作り会話を交わしている。かくいう私もその中の一人で。「見せたいものがある」と友人が動画サイトを開いた。着け心地最悪な備品のヘッドホンから流れてきたのは未知の音楽。興奮で少し早口になりながらその良さを語る友人と熱に当てられて同じくはしゃいだ口調で答える私。数日後彼女から手渡されたのは一枚のCD。

嗚呼青春…

 

 

すみません魔法の○らんどと間違えました。

(雑な嘘をつくな)

 

 

まぁそこからインディーズまであれよあれよという間に全身ドッボーン!って感じです(簡略化がひどい)。お気に入りのバンドを見つけてはCDを買って聴き込み一人で*2ライブハウスに行って大好きな音楽を全身に浴びながら拳を突き上げるのが何よりの幸せ。見た目おとなしそうな地味眼鏡なのでよく驚かれるんですけどロックはあらゆる垣根を超えるからね。分かったような分からんようなこと言うたな今。ちなみにお酒は飲めないので愛する音楽に酔うのさベイベー。ひゅーひゅー。すみません茶番止めます。

どのくらいロックが好きかというと、普段対バンすることのない大好きなバンド*3が同じフェスに出ると知り狂喜乱舞して単身香川に乗り込み6時間休憩なしで商店街を駆けずり回って10バンド観た後うどんをすすりちょっと回復したから大トリの四星球で運動会に参加して翌日うどん3軒食べ歩きしながら駅まで歩いて帰ったことがあるくらい。我ながらタフ。あの時の私が誰よりロックだったわ。そんなロックバンド大好きな私が関ジャニ∞に興味を持ち始めたのは必然というべきか2017年のメトロック出演がきっかけでした。

 

関ジャニ∞がバンドをやっている』ことを知っている人ってどのくらいいるんでしょうか。少なくともメトロック出演が決まるまで私は彼らがバンドをやっていることを知りませんでした。その年私は友人に誘われてメトロック大阪に参加していました。目当てはアルカラとレキシとPerfume。で、夜ダン*4を観てたときにドラムの鈴鹿さんがMCで「なんで関ジャニは大阪出身やのに東京にしか出えへんねん!俺も関ジャニ見たい!!」みたいなこと言って好きな曲いくつか挙げてたんですよね。確か大阪レイニーブルースあたり。でも全然ピンと来なかった。そんな感じで曲もほとんど知らないし腕前も未知数。しかも当時高額転売奴絶対殺すマンだったので『なんでチケット完売後にこんなでっかいパンダ見せるん!?絶対転売悪化するやんけ!運営が高額転売助長するような真似すんなよ!!』とそれはそれは憤っておりました。まあこれに関しては今でももうちょいやりようあったやろと思ってるんですけれども。

さて当日、twitterのトレンドにはメトロックと関ジャニ∞に関するワードがわんさか連なっていました。ツイ廃なので自然に目に入ってくるそれらを検索してみると驚きと称賛の声が多数!(通販的胡散臭さ)覚えてるのは丸山のベースが上手い、錦戸亮の彫が深い、すばる細いのに歌声がパワフル、横山裕は余命1ヶ月の美女、村上かわいくね????あたりかな。ほぼ見た目かい。楽器に関しては大倉くんのドラムとヤスくんのギターも高評価だった。そして私はここで初めて関ジャニ∞に興味を持ち始めます。

幸い顔と名前が一致している程度の知識はあったのでメンバーのエピソードやコンビ名を片っ端からググりました。あの頃はほほえみと山田を混同して「覚えられる気がしねえ…」と頭を抱えていたのに今やどの組み合わせでも0.000000001秒で答えられるからオタクってほんと興味関心の向くところには異様な能力を発揮しますよね。バンドではいつもベーシストに惹かれるのでロックバンドとしての関ジャニ∞を知って一番初めに好きになったのは丸ちゃんでした。ベース弾いてるときの丸ちゃんは男前以外の何者でもない。そもそもベースがエロい楽器なのに*5それを色気の擬人化みたいな丸山隆平さんが持ったらフェロモンのビッグバンが起きるのは自然の摂理じゃないですか??(※私は丸ちゃんをギリシャ彫刻系統の美形だと認識しています)真剣な表情でちょっと俯きがちにベース弾くの恋でしかない。大倉くんとアイコンタクト取って笑顔になるのずるい。好き。

 

あれ?これ丸ちゃん沼落ちブログだっけ??

 

この状態から何があって村上くん担当になるのかは次回に持ち越すとして私は徐々に関ジャニ∞に対する理解を深めていきました。

最初に良いなと思った曲は『NOROSHI』と『象』。『NOROSHI』のイントロ大好き。ベース入りから音が重なっていくとこたまんないですね。またあの「オノレの生き様はオノレで決めんかいオラァ!」みたいな歌詞と"ハッ!"という掛け声が関ジャニ∞さんに非常にマッチしている。カレーと天丼くらい相性がいい*6

ちなみに作詞を担当された高木誠司さんは私が愛してやまないバンド・アルカラのボーカル稲村氏の盟友であり前々から存じ上げておりました。アルカラのライブにゲストとして招かれた彼に「せいじー!!」とコールしたこともある。なんなら家にCDもある。あとまだ関ジャニ∞に興味がなかった頃『罪と夏』の作詞・作曲者のテロップが見たいという理由でMステ待機していた記憶がある。そう!この名曲も彼が手がけているのです。皆さんが8月のすべてを関ジャニ∞に奪われるのは彼のせいです(言い方よ)。だからカラオケの履歴でNOROSHIと罪夏を見かけると「よっしゃ!せいじに印税!!」と叫んでしまう。勝手に親戚のお兄ちゃんみたいな感覚でおるんよな。

 

めっちゃせいじの話長なった。

(呼び捨てにするな)

 

「象」は高橋優くんがセルフカバーしたものを先に聴いていました。だから関ジャニ∞への提供曲だと知った時は驚いた。高橋優の曲として完成していると感じていたので正直人にあげちゃっていいの?と思った。ただこれがどうして関ジャニ∞さんとの相性がバチバチにいいんだよなぁ。特にAメロのヤスくんパート、ライブ映像を観ると毎回鳥肌が立つ。ロックって音楽のジャンルだけじゃなくて状態を指す意味でも使われるじゃないですか。

 

関ジャニ∞を見ていると『ロックだ』と感じる瞬間が往々にしてある。

 

それがこのパートを歌うときのヤスくんの目だったりJB*7のすばるくんの鬼気迫る熱唱だったり関ジャムの新宝島即興セッションだったりするんですよね。

 

※ここからしばらくすばるくんの話になるのであかんわと思われる方はでっかい赤字まで飛ばしてください※

 

私が関ジャニ∞に興味を持ったのはメトロックから、つまり2017年5月です。しかしそのまましばらく茶の間ファンでいたためファンクラブに入ったのは2018年3月の終わり頃でした。GR8ESTのツアーが発表された直後ですね。そして翌月15日、予期せぬ知らせを受けることになります。すばるくんの脱退会見。ド新規中のド新規の自分でも数日間泣いて暮らしました。好きになって間もないのに、いやむしろこれから彼らのことを知っていくんだと思っていたからこそ悲しくて仕方なかった。7人のバンドを好きになったからもっと見ていたかった。高校の部活みたいに楽しそうな顔で楽器を鳴らし笑い合う姿をずっと見ていたかった。

 

脱退前の各番組で彼らは数々の曲をファンに届けてくれました。彼らの意志で選ばれた曲たち。まるでセットリストのようなその並びから察するに、あれは数日間に渡って行われた"渋谷すばるラストライブ"だったのだと思います。その歌唱と演奏には7人で出来る最大限をやりきってやろうという気迫がみなぎっていて余計なことを考える隙すら与えられなかった。そこにいる彼らを見て音を聴くことだけが唯一自分がすべきことだと思った。

最後の最後に関ジャムで披露された『LIFE ~目の前の向こうへ~』。あんな音楽を聴いたのは初めてでした。彼らの表情から、奏でる音から、のたうちまわる感情が目に見えるようだった。亮ちゃんが涙で詰まって歌えなくなったとき村上くんが大きな声でそのパートを歌った。会見で不機嫌を露わにしていた大倉くんは満面の笑みですばるくんの背中を見ながらドラムを叩いていた。丸ちゃんは穏やかに微笑んでいたけどとてつもなく寂しそうだった。ヤスくんは体の不調を、横山さんは大きな悲しみを隠しきれてはいなかった。でもそれだけじゃなかった。そこには確かに強さがあった。彼らの歌唱と演奏の中には6人と1人の決意があった。それが関ジャニ∞というバンドでありグループだった。

 

私が7人の関ジャニ∞を好きになったのは決して間違いではなかった。そう思えるラストステージだった。

 

 

 

 

関ジャニ∞がもしバンドを組んでいなかったら、もしメトロックに出演していなかったら、私が彼らの魅力に気づくことはおそらくなかったでしょう。ロックミュージックが私と彼らを結びつけてくれました。

 

ただ、彼らのことを知れば知るほど実は関ジャニ∞というグループそのものがロックなんだということに気づく。

 

大阪のドブ板めくったところから這い上がってきた関西の兄ちゃんたちが自分たちの武器を必死に磨いて、何もないところに種を蒔いて水をやって、自分たちのことを兄弟だの変人だのと言い合いながら笑い合って決して現状に満足せずひたすら高みを目指していく。そのさまを"ロック"と言わずして何と言う。私が好きになったのはそういう人たちだ。

 

 

私はロックミュージックが好きだ。そしてロックな人たちが好きだ。7人の関ジャニ∞に出会えたこと、6人の関ジャニ∞のこれからを見られること。それを幸せに思う。

とあるロックバンドオタクが関ジャニ∞に沼落ちした話、ご清聴ありがとうございました。

*1:ONE OK ROCK『じぶんROCK』。超かっこいい。

*2:友人や弟と行くこともあるけど基本は一人。同類は意外と多い。

*3:アルカラ、THE PINBALLS、Large House Satisfaction。ご存知のeighter様おられましたら至急コメントください。ハグしに行きます。

*4:夜の本気ダンス

*5:多方面にすみません。

*6:ネッ大倉くん

*7:DVD『KANJANI∞ LIVE TOUR JUKE BOX』